柄打立相と椅座

柄打 立相と椅座

以前紹介した柄打(つかうち)は坐法(ざほう)の置刀(おきがたな)であり、また殿中刀法鞘ノ中(でんちゅうとうほうさやのうち)と称される、抜刀せず争いを収める戒めノ剣としても分類されます。
以前TENSHINRYU ONLINEで「柄打(つかうち)」という技法を紹介いたしました。
柄打は天心流では扇坐(おうぎざ)と呼ばれる正坐の状態から行う技法となります。TENSHINRYU ONLINEのメンバーの中には、膝や腰に問題があり、床に座った状態から柄打を行うことが困難である方がおられるかもしれません。
その際はこのように椅子に座った状態から柄打の稽古を行う、あるいは立った状態から柄打の稽古を行うと良いでしょう。
これは扇坐から柄打ちを行うことができる人は、椅子に座った状態や立った状態から柄打の稽古をしなくてもよい、という意味ではありません。
天心流ではいついかなる時でも技ができなければならない、対処できなければならない、という原則があります。
ですから、皆さんは椅子に座った状態から、また立った状態からでも柄打が出来るように稽古していくことが大事です。
椅子(将机、しょうぎ)を用いた柄打
立っての柄打

 

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