点抜きにおける馬上立への変化について

点抜きにおける馬上立への変化について

現在TENSHINRYU ONILNEで指導している技法は点抜(てんぬき)の技法が中心です。
点抜というものは、前後左右に身体を移動しない、また捌かないため点抜と呼びます。
しかし、例えば結立(むすびだち)あるいは閉足立(へいそくだち)から両足を開くような形、すなわち馬上立になるような技法が存在します。
例えば十字切(じゅうじぎり)が代表的な技法です。両足を開きながら技法を行っています。
他に、逆刀(ぎゃくとう)も切りながら両足を開いています。
まだTENSHINRYU ONLINEでは紹介しておりませんが、尖外(きっさきはずし)という技法も突きながら両足を開いています。
このように、点抜に分類されていても、両足を開きながら行う技法があります。
全ての技法は結立(別名を踵立:くすびだち)、あるいは閉足立から行うことができますし、また行えるようにならないといけません。
しかし、床を滑りながら両足を開くという動作は初学者の方がすぐにできるようなものではありません。両足を開く、という動きはジャンプして両足を開く、あるいは片足だけ開いているわけではなく、できるだけ均一に両足を滑らして開いています。
これは非常に難しいものなので、最初の段階としては、馬上立、足を最初から開いた状態からそのまま技法を行うように稽古した方がよい、として説明しています。
しかしこれが十分にできる、という段階になった際には、結立や閉足立から足を開きながら抜刀する、足を開きながら切る動きを稽古して頂ければと思います。
色々な技法に同じ動きがあるため、点抜で足を開く必要がある技法をリストにまとめます。それを参考にしながら、次の段階へと稽古を進めて頂ければと思います。

 

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